今年の桜は咲くのが早かったですね。
庚申幸座の名前の由来になっている庚申堂が近所にあるのですが、そこのしだれ桜がもう散り始めていました。
今回のお題は、五月の節句にちなんで、鯉のぼりの歌「いらかの波と雲の波~♪」の歌詞を選びました。
作品を見ると「あれ?」と気づかれたと思いますが。「いらかの波・・・」の一番目の歌詞ではなく、三番目の歌詞にしました。
鯉のぼりの絵を透かし模様になるように描いてから、その上に文字を描いてもらいました。
もう一つ、季節にちなんだお題は、杉田久女の俳句「燕来る 軒の深さに 棲みなれし」にしました。
俳句の内容から空を飛ぶツバメが描きたいなと思いました。
水墨画の描き方を取り入れて、ツバメを描いてみました。
ところが、この小さなツバメが面白いエピソードを繰り広げました。
参加者のHさんが、動物の絵は苦手だわと言われました。
「描かないといけない、描かなくてもいいかな・・・」と小さい声で呟かれました。
ツバメは、この作品の主人公なので描いてくださいよ~とお願いしました。
そんなやり取りをしていると、「うんうん」とうなずく人もいて、ツバメは無しでもいいのではと思っている気配!
それが現実に起こって、お地蔵様を描いて、字を描き始めた人のハガキを見ると、ツバメがいません。
私が「ツバメ忘れてますよ~、描いてから文字を描いてください」と言いました。
無意識にツバメをはずしてしまったようです!
私が「ツバメ描いてあげてくださいよ~」というと
先ほどのHさんが私みたいな人がいると喜んでいました。
それを聞いて、皆さん大笑いしました。
この日、Sさんのご近所の方が己書を体験したいと参加されました。
その方は80歳を過ぎていますが、新しいことにチャレンジしたいという素敵な方でした。
次回からは、Sさんのご自宅で新しい幸座が始まります。
ワクワクです!
Sさんのご自宅を幸座会場に使わせてもらえるので感謝です。
よろしくお願いします。
プライベート幸座といってもいいぐらいですが、参加者さんが増えても大丈夫と言っていただいているので、幸座名を考えておきます!
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