top of page
検索
  • 執筆者の写真三尾

12月庚申幸座

更新日:2020年12月14日

12月に入って寒くなってきました。


中津川では12月に入ると雪の心配をする地域ですが、今年はまだ冬タイヤに替えることを忘れています。


さて、今月は来年用のカレンダーを作ります。


来年の干支である牛を題材に3つ手本を用意しました。


皆さんに描きたい手本を1つ選んで描いてもらいます。


文字数が少ないものを選びがちで、一番文字数が多いものに誰も挑戦されません。


今まで、はがきサイズの作品しか手掛けていないので、大きな紙に描くのは抵抗があるのも仕方ありません。


今回のサイズはA3ぐらいあります。


私は周りの余白のことも考えて、手本をB4で描いてみました。


来られた生徒さんから手本を選んでもらって皆さんが決まったころに、二人の生徒さんが遅れて入って来られました。


二人には手本を選ぶのよという前置きをしておきながら、文字数の多い作品が残っているからと私がおすすめ(強制に近い^^;)してしまいました。


この文字数の多い手本は、高村光太郎の「牛」という詩(一部抜粋)を使わせてもらいました。


私の師匠である大野先生の幸座でも、同じカレンダーを使って己書を描きました。


師匠が好きな言葉を描いてくださいというと生徒さんの中に高村光太郎の「牛」の一節を描かれた方がありました。


家に帰ってから「牛」をネットで検索して読んでみると、すごくいい作品でした。


私はその生徒さんとは違うところの一節がいいなと思ったので、そこを手本にしてみました。


機会があったら、全文を読んでみてください。素敵な詩です!


今回はカレンダーだけを仕上げます。


時間にゆとりがあると思っていたら、11時を過ぎても(11時半終了)清書に踏み出されていない方もいて、時間が足りなくなってしまいました。


時間が押してしまって、すみませんでした。


今日は体験に来られた方がいました。


ハガキを描くのを体験してもらいました。


でも、水墨画をやっているという方でカレンダーが欲しいと言って購入していかれました。


どんな作品が出来上がったのか見せてもらえるといいなと思います。



幸座中は皆さん真剣に作品に取り組んでいます。


その真剣さの中、ふっと出る言葉が面白くて楽しまさせてもらっている私です。


己書は絵がある手本の時は、絵から描き始めてもらいます。


今回だったら、牛の絵から描き始めます。


次に空いたスペースに文字を描き込んでいきます。


文字を描きたいのに牛の絵があって文字が詰まってしまうことが起こります。


その時の表現が面白いかったです。


生徒さんが「牛がどいてくれん」といい、


「どいてくれんねぇ」と返す私。


大爆笑です。


己書が普通の書道と違っていいなと思うところは、作品を通して楽しいコミュニケーションが起こるところです。




来月も一人新しく生徒さんが入られる予定です。


庚申幸座は、生徒さんが増えたので一先ず新規の生徒さんの募集を見合わせます。


庚申幸座の他にも幸座を作っていきたいと思います。


関心のある方はお問い合わせからご連絡ください。


新しい幸座(場所や時間)の相談にのります。


よろしくお願いします。























閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page