あけましておめでとうございます。
今年も己書を描いて楽しく過ごしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今回は石川啄木の短歌が好きだという生徒さんがいらっしゃったので、「ふるさとの山に向ひて言うことなしふるさとの山はありがたきかな」をお題にしました。
ところが、その生徒さんがお休みで描いてもらうことができませんでした。
来月、啄木の短歌を描きたいということであれば、挑戦してもらおうかなと思っています。
反対に先月休んだ生徒さんには先月のお題(カレンダー)と今月のお題とどちらか選べますよと話すと、カレンダーを選ばれました。
こんな風に描きたいものを選べるというのはいいですよね!
借りている教室にコピー機があり、お題を臨機応変に対応できて助かります。
お題を描いていると、「あー」とため息のような落胆したような声が聞こえてきました。
見に行くと、書いた文字の墨が手にあたり、その手に付いた墨で作品が汚れてしまいました。
少しでもきれいにできないかなと、砂消しゴムで消そうとしましたが、かえって汚してしまいました。
幸いまだ時間がありましたので、書き直してもらうように下書きを少し手伝いました。
なんとか時間内に、書き直しができて良かったです。
私も最初の頃、自分の手が墨が乾いていない作品に触れて、汚してしまう失態をよくしました。
この頃は汚すことは少なくなりましたが、注意を怠ると汚してしまいます。
そういえば、今回汚した生徒さんは水墨画も習っていて、立派な作品を描かれます。
私が水墨画は汚さないですか?と質問すると、あまり汚さないとのことでした。
私が「どうしてですか」と尋ねると、「ちゃんとやってるから」と言います。
「己書もちゃんとやってください」と言ったら、みんな私たちのやり取りを聞いていて、一斉に大笑いしました。
気をつけていないわけではないのだけれど、汚してしまうのですよね!
きれいに仕上がるように見守っていきたいと思います。
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